母と白血病と私〜Wake Up Call

母が白血病に・・・カナダに移住した私が日本に帰国して付き添った体験をきっかけに、世の中のカラクリから目覚めた記録。

抗がん剤の副作用に役立つケア用品〜歯ブラシおすすめ

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3月も1週間が終わり、
日本は春らしくなっている頃
でしょうか。

 

桜が咲く頃になると、


お花が大好きだった母と、
無菌室の通路の窓ガラスから、
桜を眺めたのを思い出します。

 

母の抗がん剤治療は、
入院した翌日に始まりました。

 

母はしばらく具合があまり
良くなかったけれど、

 

病院に行くのを嫌がっていました。

白血病だと分かった日には、
たまたま歯医者の予約が入っていました。

 

病院は嫌いで行かないけれど、
歯医者だけは必要に応じて行っていた母。

 

その日は、歯医者に行くや否や、
歯科医の先生に、

 

「内科に行きなさい」

 

と言われ、

町医者の内科へ行ったところ、

 

「大きい病医院へ行きなさい」

 

と言われ、
自宅近所にあった総合病院へ行きました。

 

そして、
白血病と診断された母。

 

母はその時の気持ちや感情をあまり
話しませんでしたが、

 

母から電話をもらった父が、
出先から急いで総合病院にいき、
母と一緒に白血病だと聞かされて、
かなりのショックを受けていました。


「明日から抗がん剤治療をします」

 

白血病の抗がん剤治療は、
本人のサインがないとできない
ということで、

 

母は病名を知りたかったかどうかも
わからないまま、

 

白血病だと知らされ、
サインさせられ、
翌日には抗がん剤治療が始まりました。

 

異常に跳ね上がった白血球の数値、
今すぐに治療を始めなければいけない
状態だったのです。

 

抗がん剤を体に入れて白血球の数値を
下げる治療が行われることになったのですが、

 

その副作用には、たくさんのことが
書かれていました。

 

人によっても副作用の出方は
違うでしょうが、

 

母の場合は、
1ヶ月ご飯を食べれないほど、

食べると吐いてしまう、
そんな状態が続きました。

 

1ヶ月が終わった頃には、
10キロほど痩せてしまいました。

    

母の抗がん剤治療は、
1週間抗がん剤を体に入れ続けた後、

 

毎週、月・水・金と3回に渡って
血液検査をして、

 

血液の数値の推移を観察していきました。

 

中でも、気をつけたい血液の数値の一つ
「血小板」があります。

 

血小板は、血を固める役割をしますが、
その数値が低くなると、出血したときに
血が固まりにくくなるという危険が
あります。

 

抗がん剤治療中に、この血小板の数値が
ある数値以下にかなり低下した場合は、
シャワーを浴びるのは禁止されていました。

 

シャワー中に誤って出血するような
事故があっては、危険だからです。

 

同様に、歯ブラシをしているときに
出血したりしては困ると、

 

抗がん剤治療中の歯ブラシも
歯茎に優しいものを用意していました。

 

やわらかい馬の毛で作られています。

 

馬の毛の本数も多く、
私も歯茎のマッサージ用に使っています。

 

 

 普通のドラッグストアでも取り扱って
いるところがありますよ。

 

抗がん剤治療中には特に、おすすめの
歯ブラシです。

 

 

Tomoyom

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<Wake Up Call 読み物> 

大摩邇(おおまに) : 白血病は癌ではない

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